歌が得意で歌手を目指してオーディションを受けようと考えているあなた!
「オーディションを受けたいけどどこの事務所がいいの?」
「どうしたら合格出来るの?」
何度受けても不合格になってしまったり、未経験の人だと不安もありますよね。
ここでは、歌手オーディションに
・受かる人の特徴
・落ちる人の特徴
・受ける前に知っておきたい事
を中心に解説していきますので参考にしてみて下さい。
歌手オーディションに受かる人の特徴
歌手オーディションの合格率はとても低く、ある統計によると1%以下との情報も・・・
そんな高倍率のオーディションに合格する人の特徴として
・事務所のコンセプトとマッチしている人
・自分の個性をしっかりアピール出来る人
・事前の準備をしっかりと出来ている人
このような人が当てはまります。
歌唱力はもちろんの事ですが、歌が上手いだけでは合格出来ないという事です。
それでは細かく解説していきましょう。
事務所のコンセプトとマッチしている人
例えば清楚を売りにしているアイドル歌手のオーディションであれば、歌唱力と併せてアイドルとして人を引き付けるような魅力が重視されるように、どのオーディションでも必ずコンセプトが存在します。
そこにあなたの個性が上手くマッチしていれば、審査員の目に留まる確率は上がります。
そのため
「オーディションではどんな人材を求めているのか?」
「自分のイメージはコンセプトに合っているのか?」
を意識しましょう。
一口に「歌手」と言っても、アイドル系・本格的な歌手路線など色々あります。
まずは自分がアーティストとしてどの路線で行くのか?決める事です。
自分の路線が絞り込めたら受けるオーディションも絞り込めますね。
事前に調べて、自分の決めた路線に合っているオーディションを狙って受ける事がコツになります。
オーディションを主催している事務所に所属しているアーティストを見てみるのもいいでしょう。
自分の個性をしっかりアピール出来る人
自分の個性とオーディションのコンセプトがマッチしているオーディションに出会えたとしても、そこで自分の個性を発揮出来なければ意味がありません。
事務所側は、磨けば光るダイヤの原石を探す為にオーディションを行っているので、完ぺきでなくていいので、何か1つ自分の「ウリ」を見つけて、そこを磨きあげ、オーディションでしっかりとアピールしましょう。
リズム感やピッチは歌手として大前提に必要な要素にはなりますが、審査員は正確ではなくても自分を全力で出し切れているのか?の方を重要視しているようです。
歌い方やリズム感などは後々修正出来る所ですが、その人の生まれながらの声質だったり歌の表現の仕方を見て、審査員がデビュー後のあなたを想像させる事が出来れば合格へ近づけます。
数々の歌手オーディションで審査員をされている方は
全てにおいて平均的に80点出せるような優等生より、全体的に60点くらいでも、1つだけでも95点出せる人の方が圧倒的に合格しやすくなります。
このように言っています。
歌もダンスもビジュアルも!とあれこれ頑張るより、自分の一番を全力で発揮して、他の応募者と差をつけましょう。
事前の準備がしっかり出来ている人
未経験の人には特に言える事ですが、緊張に馴れる為の準備が大切です。
「緊張で頭が真っ白」なんて事になれば、せっかく磨いたスキルや個性は発揮出来ません。
そうならない為にも
・ボイトレなどのレッスンで歌唱力の基礎を身に付けておく
・日ごろから人前で歌うなど、場の空気に馴れておく
・受けるオーディションのルールや概要はしっかりチェックしておく
これらの準備が大切になってきます。
それぞれ解説していきますね。
ボイトレなどのレッスンで歌唱力の基礎を身に付けておく
オーディションで緊張しずぎると歌詞が飛んだり、体だけでなく声も震えてしまう事も・・・
そうならない為に、どんな状況でもしっかりと声を出せる基礎を作っておく事が大切です。
プロのレッスンを受ける事で、自分に合った曲も相談出来たりと、オーディションの曲選びにも有利ですよね。
日ごろから人前で歌うなど、場の空気に馴れておく
オーディションでは、複数の応募者や審査員の前でパフォーマンスしますよね。
日ごろから人前で歌うなど、その場の空気に呑み込まれないようにしておく事も大切です。
デビュー後はもっとたくさんの人前で歌う訳ですから、人前でも堂々と歌える方が印象はいいはずです。
受けるオーディションのルールや概要はしっかりチェックしておく
歌ばかりに気を取られて、いざオーディションに挑んで「自己PRをどうぞ」なんて言われてアタフタ・・・なんて事にならないように、オーディションの概要は隅々までチェックして、当日に何が行われるのか確認しましょう。
それ以外にも、当日持参しなくてはいけない書類や持ち物はないか?などの確認も大切です。
当然、当日着ていく衣装も「自分の歌う曲に合っているか?」「オーディションのコンセプトにマッチしているか?」を基準に準備しましょう。
1人で決めるより、家族や友達など、客観的な目で見てもらうといいですね。
せっかくチャレンジするのですから、自分の魅力を全力で発揮して、後悔のないように対策しておきましょう。
歌手オーディションに落ちる人の特徴
どんなに万全の準備をしても不合格となる人も必ずいます。
では、なぜ合格出来なかったのでしょう?
理由として
・歌の癖が強い人
・誰かのモノマネになっている人
・声に魅力がない
これらが大きな要素になっています。
それぞれ解説していきます。
歌の癖が強い人
ビブラートが強すぎたり、発音や音程を崩して歌ったり・・・
確かにオリジナリティーを感じさせるかも知れませんが、実はこれは審査員の心象を悪くしてしまいます。
理由としては、クセが強い→好き嫌いがハッキリ分かれてしまうという事からです。
また先にお伝えした通り、審査員は「ダイヤの原石」を探しているので、合格後はボイスレッスンなどを行うのがほとんどです。
そこで癖が強い人だと「修正が難しい」「レッスンが長引くだけ余計な時間を費やしてしまう」という理由で合格率が下がってしまうのです。
出来るだけ過剰なテクニックは避け、素直な音程で自然体を心掛けましょう。
誰かのモノマネになっている人
自分の得意な曲は、自分の好きなアーティストだったりしますよね。
好きだから細かい所までそのアーティストに寄せてしまいがちですが、これをしてしまうとモノマネ=個性がないと判断され、評価を落とします。
審査員が求めているのは人の真似ではなく、新しい可能性です。
好きな曲でオーディションに挑む人は、アーティストの癖まで真似していないか?注意が必要です。
声に魅力がない
これはモノマネに近い理由ですが「どこかで聞いたことのある声」というのも、審査から外れる理由の1つです。
自分の素直な声で勝負するのが1番ですが、残念ながら声質は生まれながらに持っているもの、声質を変える事は出来ません。
地声が誰かに似ていると言われる人は要注意!
声が審査に不利になるかもしれません。
それでもチャンスが無い訳ではありません。
声以外の自分の個性を探しましょう!!
審査員はダイヤの原石を見極める目を持つプロです。
たった1つ輝く何かを持っている人を審査員は見逃しませんので自信を持ってチャレンジしましょう。
何かを持っている人は、必ず何かのオーディションで認められるはずですよ。
歌手オーディションを受ける為に知っておきたい事
合格のコツが分かってきた所で、いざオーディションへ挑戦!!
でも
「オーディションの選び方のコツはあるのかな?」
と心配になっていませんか?
ここではオーディション選びに失敗しない為の
・事務所の選び方
・悪徳事務所の見分け方
をご紹介します。
事務所の選び方
まず音楽業界のオーディションは
・芸能プロダクションの主催
・レコード会社の主催
に分かれています。
どちらが主催のオーディションを受けたらいいのかは、あなたがこれからどんな歌手活動を目指しているのか?で分かれてきます。
ここからは、それぞれの役割の違いを解説していきますので、あなたにはどちらが向いているのか?確認しましょう。
芸能プロダクション主催のオーディション
あなたが歌手活動以外にも、俳優やタレントなども視野に入れて活動をしたいと思っているのであれば、芸能事務所のオーディションがおすすめです。
芸能事務所に所属すれば、テレビ番組の出演や、ライブなどのイベント活動を行う為のスケジュール管理から、ヘアメイクやスタイリストの手配など、タレント活動の全てを管理・サポートを行ってくれます。
あらゆる面でサポートを受けられるので、未経験でも安心ですね。
プロダクション主催のオーディションで気を付けたい事
安心感があるのが最大のメリットですが、もちろんデメリットも・・・
それは、芸能事務所に所属出来たとしても、歌手デビューが約束されている訳ではないという点です。
CDは芸能事務所ではなく、レコード会社が作ります。
レコード会社はロックやJ-POPなど、様々なジャンルを担当しているレーベルに分かれており、タレントをどのジャンルで売り出すかを決め、そのジャンルを担当するレーベルと芸能事務所が契約して初めてCDデビューが出来るという流れになります。
その為、レーベルがあなたを気に入ってくれない限りCDデビューは出来ないのです。
レコード会社主催のオーディション
あなたがシンガーソングライターなどの歌手活動をメインで考えているなら、レコード会社のオーディションをおすすめします。
先に説明した通り、歌手デビューを果たすためにはレーベルに認められる事が一番の近道です。
そもそもレコード会社は、新しい楽曲を売り出す為にオーディションを行っている訳ですから、そのオーディションに合格すれば、歌手デビューは約束されます。
ここで注意しておきたいのが、レコード会社のオーディションにはレーベルが直接携わっているという所です。
音楽ジャンルによって担当するレーベルが違いますので、あなたが受けようとしているオーディションはどのジャンルのレーベルが主催なのか?確認しましょう。
J-POPアーティストを目指しているのに、ロックを主としたレーベルの主催であればコンセプトに合っていない・・・という事になります。
「主催するレーベルのジャンルがよく分からない・・・」
という時は、そのレーベルに所属しているアーティストを確認してみるといいでしょう。
参考までに、有名なレーベルの1つである「ソニー・ミュージックレコーズ」には中島美嘉さんや西野カナさんが所属。
「ユニバーサルミユージック」には森山直太朗さんや山崎まさよしさんが所属しています。
これだけでも、何となく音楽ジャンルや求めているアーティストの特徴が分かりますよね。
レコード会社主催のオーディションで気を付けたい事
そして、こちらにもデメリットがあります。
それは、審査基準が厳しくなっているという事。
昨今、業界では音楽が昔ほど売れなくなっている事から、以前より経済状況が厳しくなっています。
音楽が売れていた時代は資金にも余裕があったため、タレントをゼロから育てるのが主流でしたが、今はお金をかけて育成・宣伝しデビューさせて売れなかった時の赤字リスクを避ける為に、以前よりも慎重に審査されるようになりました。
その為、歌手デビューは以前より狭き門となっているのです。
音楽以外でデビューし、知名度を上げてからCDデビューしているタレントも沢山いるので、レコード会社主催のオーディションになかなか合格出来ない時は、プロダクション主催のオーディションに切り替えてみるのも1つの選択肢として考えてもいいですね。
悪徳事務所の見分け方
残念ながら
「歌手になりたい」
という夢を利用して詐欺行為を行う悪徳事務所が多く存在しています。
ここでは悪徳事務所の特徴である
・合格後に金銭を要求してくる
・合格者の不安をあおる
・長期契約を迫る
について解説していきます。
悪徳事務所に騙されないように、しっかりとチェックしてください。
それではそれぞれ説明しますね。
合格後に金銭を要求してくる
本来、芸能プロダクションやレコード会社はタレントにギャランティーを支払うのが通常です。
デビューするまでの広告宣伝費やCDの作製費用・登録料などとして金銭を要求されたら悪徳事務所かも?と疑いましょう。
正規のプロダクションでも、デビュー前に有料レッスンを受講するケースもありますよね。
見分け方としては、合格後にかかる費用を事前に告知しているか?という点を確認する事です。
悪徳業者はオーディション等で事前に知らせずに突然要求してくるか、契約書類に明記していても読めないくらいの小さな文字で書かれている場合が多いので注意が必要です。
合格者の不安をあおる
例えば
「あなたの歌唱力ではレッスンが必要」
「あなたは年齢的に最後のチャンス」
などの言葉出てきた場合も要注意です。
せっかくデビューのチャンスが目の前にあってもこんな事を言われたら不安になりますよね。
こうして不安をあおり、高額なレッスン料などを要求してくるケースもあります。
また、支払いを渋ると借金を迫って来ることもあり、こうなると完璧に悪徳業者です。
オーディションに合格した事で気分が高まっている時は、正確な判断が出来ない状態になりやすいです。
まっとうな業者は、他人に借金は勧めません。
これだけはしっかり覚えておきましょう。
長期契約を迫る
「契約期間が長い」
これも悪徳事務所の特徴と言えます。
通常は2年以内の契約で、契約満了ごとに更新していきます。
悪徳事務所の場合は、長期契約を結ぶ事で、後から詐欺と気づいても逃れられないようにしています。
一旦契約してしまえば、途中解約は難しく、解約出来たとしても違約金として多額の費用を請求される事がありますので気を付けましょう。
目安として、2年以上の契約は怪しいと思って下さい。
このように、様々な形で金銭を要求してくる悪徳事務所ですが、オーディション自体はオーディション情報サイトなどに普通に出てきてしまいますので、事前に見分けるのは難しいのが現状です。
合格した後は当然喜びでいっぱいになると思いますが、悪徳事務所はそこに付け込んで来ます。
契約の段階で気づけるように、常に誰かに相談出来る環境を作っておくのも大切ですね。
このような悪徳事務所の特徴などを更に詳しくまとめた動画がありますのでご紹介します。
参考にしてみて下さいね。
常設歌手オーディション情報
歌手オーディションを受ける為に気を付けたい事をお分かり頂いた所で、ここからは各プロダクション・レコード会社ごとに開催されているオーディション情報をご紹介します。
自分に合ったオーディションがあるか?チェックしてみて下さいね。
芸能プロダクション
まずは歌手の他、俳優やお笑いタレントなどのタレントが所属しているプロダクションから歌手のオーディションを行っているプロダクションをご紹介します。
テアトルアカデミープロダクション
こちらは鈴木福さんや小林星蘭さんなど、子役タレントで有名なプロダクションです。
もちろん子役に限らず、年代に合わせたプロデュースを行っています。
常設オーディションの情報はこちら
テアトルアカデミーオーディション
アミューズ
こちらも、大手プロダクションの1つですよね。
サザンオールスターズやPerfumeなどの有名アーティストが所属しています。
こちらも常設オーディションがありました。
オーディション情報はこちら
Auditionアーティスト募集
ジャパン・ミュージックエンターテイメント
こちらは、アーティストで言うと鈴木雅之さんやユースケサンタマリアさんが所属。
その他谷原章介さんや篠原涼子さんなどの有名俳優も多数所属している事務所です。
こちらも新人オーディションがありました。
新人オーディション
レコード会社
では次に、レコード会社のオーディション情報をご紹介します。
エイベックス
こちらは説明するまでもありませんね。
浜崎あゆみさんや倖田來未さんなど、一時代を作り上げた有名アーティストを多数生み出したレコード会社です。
常時オーディションの情報はこちら
常時オーディション | エイベックス・オーディション
ソニーミュージック
米津玄師さんやケミストリーが所属しているレコード会社で、サイトを見ると色々なオーディションを開催していました。
こちらでは常設オーディションとその他のオーディションそれぞれご紹介しますね。
常設オーディション
SonyMusic Audition
その他のオーディション
ソニーミュージックのオーディション情報
ビクターエンターテイメント
こちらも有名なレコード会社ですね。
鬼塚ちひろさんや木村拓哉さんが所属しています。
オーディション情報はこちらです。
ビクターミュージックオーディション
いかがでしたか?
プロダクション・レコード会社別に、常設オーディションをご紹介しました。
興味のあるオーディションがあれば、チャレンジしてみましょう!!
まとめ
ここまで、歌手を目指すあなたの為にオーディションに関する情報をご紹介しました。
ここでは
・自分の「ウリ」を見つけて磨く
・歌い方の「癖」に気を付ける
・金銭の要求には要注意!
などがお分かり頂けたと思います。
しかりと下準備を整えてオーディションに挑みましょう!!