『大人計画』といえば松尾スズキさん主催の劇団で、阿部サダヲさん、星野源さん、宮藤官九郎さんなどが所属しており、チケットがなかなか取れないことで有名です。
そんな大人計画への入団を検討されている方も多いのではないでしょうか。
また、検討するにあたって
「オーディションってどうやって受けるのだろう?」
「オーディションの内容や評判ってどうなの?」
「オーディションの合格率はどれくらいなの?」
このような悩みをお持ちかと思います。
そこで、この記事は『大人計画』のオーディションに関する
内容
評判
合格率
以上3つについて詳しく解説していきます。
『大人計画』ってどんな劇団?
『大人計画』は、演出家であり俳優の松尾スズキさんが1988年、26歳の時に『絶妙な関係』という演劇で旗揚げをしました。
演劇を中心に活動を続け、現在は阿部サダヲさん、荒川良々さん、皆川猿時さんなど演劇だけに留まらず、多数のメディアで活躍されている方が約30名所属しております。
マルチな才能をもった人も多く、クドカンこと宮藤官九郎さんは演出家や脚本家として有名ですね。
その他、劇団員だけで結成したグループ魂や星野源さんなどは歌手として紅白歌合戦に出ています。
変わった芸名の方が多いことも特徴で、一部は松尾スズキさんが付けられているようです。
『大人計画』のオーディションはどんな内容?
現在実施中のオーディションが無いため、参考までに前回のオーディション内容を載せておきます。
来年2020年4月、宮藤官九郎作・演出のウーマンリブVOL.14『タイトル未定(新作)』上演決定!
上演に際し、出演者を募集します!
★詳しくは公式ホームページをご確認ください。https://t.co/AZFXnTCeH5
※公演情報は決まり次第HPで随時発表致します。#大人計画 #宮藤官九郎 #オーディション #募集 pic.twitter.com/KB8Fq04loq— 大人計画 (@otonakeikaku_) July 26, 2019
この舞台は2020年の4月~5月に東京・大阪で公演予定だったのですが、コロナの影響でその年の秋にWOWOWで放送されました。
このオーディションの募集要項は
・女性1名のみの募集
・30歳以下の年齢制限
という内容でした。
非常にハードルが高いオーディションということが分かりますね。
しかし、合格者の中井千聖さんは、現在舞台やTVドラマのレギュラー出演など、多方面で大活躍されています。
狭き門ではありますが、合格すると劇団員としての将来や夢が大きく広がりますね。
具体的な募集要項について
『大人計画』の劇や舞台の際に、実施しているオーディションの募集要項について記載しておきます。
募集要項
■人数
1名~2名
■資格
①高校卒業以上
②30歳以下
③公演に参加可能な事(東京・大阪など)
■方法
必要書類を郵送。
<必要書類>
①履歴書 / オーディション応募用紙
*特技・身長・体重・スリーサイズ、連絡先電話番号は必ず明記する
*演技、ダンス、歌唱の芸歴があれば記載する
*事務所所属者は、その旨を記載する
②写真(上半身・全身、各1枚=9×12cm以上のサイズにて)
③作文(文字数自由)
④返信用封筒(定型サイズにて住所・氏名を明記し、規定料金の切手を貼付)
■郵送先
〒156-0043
東京都世田谷区松原1-46-9 OHREM明大前ビル201
大人計画【○○出演者募集係】
オーディションが舞台や演劇に合わせての内容なので、地域や年齢などの問題で限られた人しか受けることが出来ないことが分かります。
応募~選考について
選考の流れ
書類審査
・結果を連絡
↓
1次審査
・東京都内にて審査
・審査料:2000円
↓
2次審査
・1次審査後に連絡
【合格後】『大人計画』の舞台稽古に参加、公演に出演する。
【備考】応募書類の返却は不可。選考に関わる交通費等は自己負担。
『大人計画』は現在(2022年3月現在)役者の募集は行っておらず、公式ページには以下の通りの記載がありました。
役者の募集はしていますか?
→役者の募集は現在行っておりません。
募集をする際は、劇場折込チラシやこちらのサイト等で告知いたしますので、
いずれかをご覧頂きましたらご応募ください。
引用:大人計画公式HP
このように記載されていますので定期的にオーディション開催日を公式HPで確認することをおすすめします!
ポイント
必要書類の中に作文が入っているというのが特徴です。
『大人計画』は非常に個性的な方が多く所属している劇団なので、応募する方はこの作文をうまく使って、個性を存分にアピールできるのではないかと思います。
『大人計画』オーディションの評判は良い?悪い?
『大人計画』のオーディションに対する評判は良いです。
更に随時募集を行っていないないため、他の劇団で演技力を磨く下積みをしてまで、『大人計画』のオーディションを受けるチャンスを待っている方もいるのだとか。
松尾さんは温泉きのこやメガロザという劇団をたまに鑑賞されてるようです。大人計画ほど敷居は高くないので、大人計画のオーディションを待ちながら繋がりのあるところで下積みした方がいいかもしれません。オーディションは年齢もありますし
引用:知恵袋
この口コミのように大人計画関係者のお眼鏡にかなうような実力をつけることも一つの道のようです。
主催の松尾スズキさんは、以前このようなことも言っていました。
売れてメジャーになると、劇団をやめるか、やめなくてもマネージメントはもっと大手に移るか、移らなくても業務提携でどこかの大手事務所が間に入る、とかになるものだ。そういう人がいない。宮藤官九郎も阿部サダヲも平岩紙も近藤公園も、みんな大人計画所属のまま。
売れている人が移籍や独立などをせず、そのまま『大人計画』に残って芸能活動を続けていることがめずらしいようです。
それだけ『大人計画』が会社としてしっかりしていることが伺えるので、オーディションの評判が良いということも納得が出来ますね。
ポイント
超売れっ子ばかりが所属している劇団であり、そのままマネジメントも行っている事務所でもあるので、公式HPをチェックし、まれに実施されるオーディションを逃さないようにすることが大事ですね。
オーディション合格率は高い?低い?
大人計画のオーディション合格率は低いことが想定されます。
具体的な数字は残っていないのですが、口コミ等でこんな内容の記載がありました。
松尾さんが応募者数について、2001年に200人くらいとおっしゃっていて、その何年後かには400人くらいとおっしゃってました。
次はもっと増えるでしょうね。
引用:知恵袋
上記の口コミは約20年程前の内容ですので、その頃から入団希望者が200人~400人いたことが分かります。
その中で合格者が1名~2名程度と想定すると、0.2%~1%というかなり低い合格率となり、非常に高いハードルということが伺えますね。
現在所属している阿部サダヲさんは『短髪を白髪に染め軍服を着用するという非常に奇抜ないでたちで審査員を仰天させた』ことがあったり、
平岩紙さんは『「2分半の自己PR」ではサングラスにヒョウ柄のかぶりものでホルンを演奏する』などを行い、合格を掴んでいます。
松尾さんはある取材でこんなことを言っていました。
「どこか欠落を抱えた人間に惹かれますね。『僕、お笑いできます!』と自信満々で来られるより、『手を挙げて』と言ったときに手を挙げられない人が気になります。
引用:個性派揃いの劇団「大人計画」で松尾スズキが見出す演劇の醍醐味
劇団のメンバーをみると「正統派」というよりは「個性派」の方が多く感じるのにも納得できます。
ポイント
『大人計画』の僅かな合格率を掴むためには、演技力や外見より個性を重視していることが分かるので、特徴的な個性を前面にアプローチすることが重要ですね。
まとめ
いかがだったでしょうか。
劇団『大人計画』についてまとめると
・常時の劇団員募集は行っていない
・不定期に公演の際にオーディションを実施している
・所属したい方が多く、他の劇団で下積みをしてオーディションの機会を伺っている
・とにかく外見より個性を重視して磨くことが大事
ということが分かりました。
チケットが取れないほど人気が高い劇団なので、入団するハードルは高いかもしれませんが、入団できれば
クドカン脚本のドラマや映画の出演の可能性
超売れっ子の人たちと同じ舞台に立てる
などの夢がとても広がります。
是非オーディションの機会を伺い、チャレンジして下さい!