青年誌などの男性向けの雑誌にて、誌面を飾るグラビアアイドル。最近では、乃木坂46などの国民的アイドルグループがグラビアを飾ることもあり、自分もグラビアアイドルになりたいと思う人がいるのではないでしょうか。
そのような人の中で、
「グラビアアイドルって、誰でもなることはできる?」
「グラビアアイドルになりたいけれど、オーディションってある?」
このような疑問を持っている人も多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、
- グラビアアイドルのオーディション情報5選
- グラビアアイドルのオーディションに合格するためには
- オーディション出身の活躍しているグラビアアイドル
について、解説していきます。
グラビアアイドルのオーディション情報5選
それでは、グラビアアイドルになりたいと考える人は、どのようなオーディションを受ければよいのでしょうか。
オーディションを主催しているところを、大きく分けるとこのようになります。
- 雑誌開催のオーディション
- 芸能事務所開催のオーディション
それでは、それぞれ開催のオーディションを見ていきましょう。
雑誌開催のオーディション
「オーディション」というと芸能事務所が開催しているイメージを持つ人もいると思います。しかし、グラビアアイドルの場合だと芸能事務所開催よりも、雑誌が開催しているオーディションの方が注目度が高い傾向にあります。
- 制コレ
- ミスFLASH
- ミスヤングチャンピオン
それぞれのオーディション情報を、詳しく見ていきましょう。
制コレ
「制コレ」と呼ばれているオーディションは、集英社の週刊ヤングジャンプ誌面で開催されています。こちらは1992年に「ヤングジャンプ全国女子高生制服コレクション」で開催され、2001年に「制コレ」へ名前が変更となっています。
このオーディションでグランプリや各賞を受賞する人は、芸能界で活躍する人を多く輩出していることでも有名です。
開催するごとに話題を集めており、グラビアアイドルを始めタレントや女優の登龍門として位置づけられるようになった歴史あるオーディションです。
応募要項
どのような人が応募できるのでしょうか。
- 16歳~18歳であること
- 高校生であること
歴代のグランプリなどを受賞した人は高校生であることからも分かるように、応募できるのは高校生であることが予想することができます。
もともとが「全国女子高生制服コレクション」という名前であったため、高校生であるという条件はそのまま続いていることも考えられますね。
オーディションの流れ
オーディションの流れを見ていきます。
- 書類審査
- 読者投票
読者投票で、グランプリや受賞者は、誌面やウェブでの読者投票で決定されます。
このオーディションでも読者投票が合否を分けることになりますが、SNSやウェブなどの配信審査よりも、誌面での審査が主になっています。読者投票も雑誌についている投票用紙で郵送で応募する形となっております。
ミスFLASH
光文社が写真週刊誌FLASHの創刊20周年を記念して始まった、「ミスFLASH」オーディション。
毎年開催されているこのオーディションは、SHOWROOMで応募者の応援をすることができたり、カメラテストでの応募者の写真などを購入することも可能となっています。
応募要項
応募要項を見ていきましょう。
- 義務教育課程を修了している満16歳以上
- 明るく健康的な未婚の女性
- 経験の有無は問わない
年齢に上限や経験なども問われないため、他のオーディションと比べても応募しやすいですね。
オーディションの流れ
オーディションの流れは、どのようになっているのでしょうか。
- 1次選考 書類審査
- 2次選考 面接審査
- 3次選考 カメラテスト
- セミファイナル審査
- ファイナル審査
書類審査は、下記内容を履歴書に記載し送付します。
- 氏名
- 年齢(生年月日)
- 身長
- スリーサイズ
- 自己PR(100字程度)
- 住所
- 連絡先(携帯電話とメールアドレス)
- 写真(全身1枚、バストアップ1枚)※応募日より3か月以内に撮影されたもので、できれば水着が望ましい。
写真についてはグラビアアイドルのオーディションなので、水着で撮影された写真を送付したいところですね。
ちなみに応募方法は、郵送とWEBのどちらかを選ぶことができます。
郵送であれば、こちら。
〒112-8081(住所不要) 光文社FLASH編集部 ミスFLASH2023係
WEBであれば、専用の応募フォームからになります。
応募フォーム(https://mache.jp/event-entry/)
応募する際は、間違っている箇所がないかきちんと確認してから応募しましょう。
送付した履歴書によって審査される書類審査、志望動機や自己PRなどを行う面接審査、応募者のスタイルやポージングを審査するカメラテストは、グラビアアイドルのオーディションであればどれも必須の審査になりますね。
セミファイナル審査、ファイナル審査は読者投票でグランプリを決定するサバイバル方式です。撮影会やネット放送などで人気投票を行い、グランプリや受賞者を決定します。
自分が投票した応募者が誌面を飾る可能性もあるため、読者も注目するグラビアアイドルオーディションと言えますね。
ミスヤングチャンピオン
「ミスヤングチャンピオン」は、秋田書店が発行しているヤングチャンピオン、ヤングチャンピオン烈、別冊ヤングチャンピオンの誌面を飾ることができるグラビアミスコンテストです。
このオーディションでグランプリなどを獲得すると、各種イベントやSNSなどで活動することができ、次世代の新しいアイドルとしてレッスンを積んでいくことも可能となっています。
応募要項
それでは、応募資格を見ていきましょう。
- 18歳以上の女性
- 誌面や撮影会、ライブ配信などに参加や活動できる人
- 水着撮影ができる人(経験は問わない)
実は応募ジャンルはグラビアだけでなく、タレントや アイドル、女優なども含まれています。まず、グラビアアイドルから芸能活動をスタートさせ、その後様々なジャンルで活動していくことができると考えられますね。
オーディションの流れ
続いて、オーディションの流れを見ていきます。このヤングチャンピオンのオーディションでグランプリや受賞者を決定するのは、読者投票によるポイントになります。他のオーディションと比べても、読者投票が合否を分けると言ってもよいくらい重視されています。
応募者全員受ける共通審査がこちら。
- 誌面やモバイルサイトでの読者投票
- 写真、ネットチェキ投票
- Twitter投票
自分の得意分野で戦うことができる選択審査がこちらになります。
- フリー配信
- 生放送番組
- スタジオ撮影会
選択審査はどれを選ぶかによって自分の投票ポイントが変わってくるので、ライバルが少ない審査を選ぶのも一つの方法かもしれませんね。
フリー配信は好きな時間で自宅などから配信できるサービス(予選はSHOWROOM、決勝はマシェバラ)を使用して、オーディションが行われます。配信できる期間や時間が決まっていますが、応募者のペースで審査を受けたい人はこちらがおすすめです。
生放送番組はマシェバラを使用して、リモートで複数の応募者と一斉配信されるオーディションです。番組ということもあり司会は芸人さんが担当するので、盛り上がること間違いなしです。予選だと3回、決勝だと5回の出演になるので、短期間で勝負したい人やインパクトを残せる人、また芸人さんが盛り上げてくれるため初心者でも受けやすい審査になります。
スタジオ撮影会は、他の配信審査と異なり直接コミュニケーションをとることができるのがポイントです。ファンとのやりとりが好きな人や人を集めることが得意な人は、こちらの審査を選ぶとよいかもしれません。また、オンライン撮影会をすることも可能となっています。
芸能事務所開催のオーディション
それでは、芸能事務所が開催しているグラビアアイドルのオーディションは、どのようなものがあるのでしょうか。
- グラビアネクスト
- ネクストブレイク・グラドルオーディション
それでは、事務所開催のオーディションを詳しく見ていきましょう。
グラビアネクスト
エイベックス・マネジメント株式会社、株式会社フィット、株式会社プラチナムプロダクションの大手芸能事務所3社が共同して開催する、日本最大級のグラビアアイドルオーディションが「グラビアネクスト」です。
2020年から始まったこのオーディションは、 令和の次世代のスターを輩出することをコンセプトとしています。大手芸能事務所が開催するとあって、応募者は約1,000人、 審査員を務める有名雑誌やウェブメディアは25社を上回り、 とても大きな話題となっている業界注目のオーディションです。
審査を勝ち抜いたグランプリなどの受賞者は、事務所と所属契約を結ぶことができ、 グラビアモデルとして活動をしていくことができます。
応募要項
大型オーディションに応募できる人は、どのような人なのでしょうか。
- 特定の芸能プロダクションに所属していない人
- 15歳以上で未婚の女性であること
- 水着でのグラビア撮影に参加できる人(その写真を雑誌やネットなどに掲載可能である)
- LIVE配信アプリなどで、オーディションに参加することができる
- 国籍や身長、体重は問われない
国籍が問われないため、個性豊かな応募者が集まりそうですね。
オーディションの流れ
それでは、オーディションの流れを見ていきましょう。
- エントリー(TikTokコンテスト)
- 1次審査(対面)
- 2次審査(配信&投票)
- 最終審査(対面)
TikTokコンテストで優秀作品として選ばれると、本選の書類審査を通過することができる特典があります。審査前のエントリーの段階からオーディションが始まってるので、さすが芸能事務所合同開催の大型オーディションと言えますね。
このオーディションでは、1700万人のユーザーがいる配信アプリ「ミクチャ」にて応募者が配信や読者投票が行われます。配信では応募者の素の姿を垣間見ることができたり、コメントで質問に答えてくれる場合もあるので、より応募者を詳しく知ることができる審査となっています。
最終審査では、事務所が審査員となり、ドラフト形式によってグランプリや受賞者が決定していきます。
ネクストブレイク・グラドルオーディション
芸能事務所ネクストプロモーションが開催するのは、グラビア業界を席巻するグラビアクイーン発掘を目的とした「ネクストブレイク・グラドルオーディション」です。
LINE LIVEや大手DVDメーカーの協力があるため、受賞者特典には海外ロケのDVD全国発売が約束されています。
応募要項
応募要項を見ていきましょう。
- 15歳以上の未婚女性(中学生不可)※未成年の場合は親権者の許可を得ること
- 選考内容に同意し、規定の内容・スケジュールに添ってオーディションに参加できる人
- グラビア撮影(水着)ができる人
- 受賞後、東京での芸能活動が可能な人
- プロ、アマは問わない ※芸能事務所に所属されてる場合は、必ず所属事務所の許可を得ること
事務所所属の人も応募することができるので、応募者のレベルが高いオーディションになることが考えられますね。
オーディションの流れ
続いて、オーディションの流れを見ていきましょう。
- 1次審査 書類審査
- 2次審査 ライブ配信、撮影会
- 3次審査 ライブ配信、撮影会
- 最終審査 面接審査(水着審査、自己アピールなど)
1次審査の書類審査にて、大体40名ほどが次の審査へ進むことができます。審査を通過すると次の審査に向けた説明会が開催されるので、どのような審査が行われるのかをきちんと確認しておきましょう。
2次、3次審査は同じ審査内容ではありますが、2次審査では上位20名、3次審査では上位10名が次の審査へ進むことができます。それぞれの審査で半分程度の応募者が落ちてしまうので、常に上位をキープしておきたいところですね。
グラビアアイドルになりたい人が、オーディションに合格するためには?
グラビアアイドルになりたい人にとって、オーディションに応募するからには、グランプリや各賞などを受賞したいと考えると思います。オーディションに合格するためには、どのようなポイントがあるのでしょうか。
- 年齢も武器になる
- 自分の見せ方を理解する
それでは、それぞれ見ていきましょう。
年齢も武器になる
グラビアアイドルのオーディションの応募資格には、上限の年齢制限がないことが多いので、年齢を理由に諦める必要がないジャンルと言えます。なぜならば、応募者それぞれのその年齢でしか出せない魅力や雰囲気も魅力の一つだからです。
長年趣味でスポーツやダンスをする人であれば、引き締まったスタイルも一つの武器になるので、若い人が持ってない魅力でオーディションで戦うことができます。オーディションによって、最終審査に残る人達の中には20代や30代の人達もいるので、グラビアアイドルになりたいと思うのであれば、まずは応募してみましょう。
自分の見せ方を理解する
グラビアアイドルのオーディションは、俳優やタレントなどのオーディションと異なる特徴の一つとして、読者投票を積極的に行っているところです。雑誌の誌面を飾るため、読者を惹きつけることができるかどうかも、審査で見られるところでもあります。読者からの票を集めることができるということは、オーディションに合格することと同じくらい重要なものとなっています。
オーディションでは、自分をSNSやカメラテストなどでどのように見せていくことができるかどうかも大切なポイントであると言えますね。カメラテストで、どのようなポーズをしてよいかわからない人は、実際のグラビアアイドルが載っている雑誌を見てみるのもよいかもしれません。
グラビアアイドルオーディション出身で、活躍している人っている?
グラビアアイドルのオーディションが数多くあることがわかりましたが、グランプリなどを受賞した人の中で、芸能界で活躍している人がいるかどうか気になるところではないでしょうか。
オーディションにて受賞し、芸能界で活躍している人達はこちらです。
- サエコさん
- 戸田恵梨香さん
- 沢尻エリカさん
それでは、それぞれ見ていきましょう。
紗栄子さん
引用元:スポニチ
芸能界にて女優やモデルとして活動していましたが、メディアから離れて実業家として活躍しているのが紗栄子さんです。
可愛らしい容姿と甘い話声などが人目を引き、日本テレビの日テレジェニックにて輩出されたり、2002年には制コレにてグランプリを受賞しています。
戸田恵梨香さん
引用元:MAQUIA ONLINE
戸田さんは「SPEC」や「コード・ブルー」など数多くの映画やドラマに出演し、またNHK朝の連続テレビ小説でヒロインを務めたこともある実力派女優です。女優業をする前は、モデルとしてファッション雑誌やグラビアの活動していたこともあり、2003年に開催された制コレにて、15歳で入賞を果たしています。
その後、グラビアの活動というよりは女優業を本格的に活動していき、人気女優としてのポジションを確立しています。
沢尻エリカさん
引用元:週刊女性PRIME
小学6年生に芸能界デビュー後、「りぼん」や「二コラ」にてモデル活動を行い、2001年に制コレにて準グランプリを受賞しています。
何かと世間を騒がせるイメージが強い沢尻さんですが、映画やドラマでの演技は高評価を得ており、日本アカデミー賞を始めエランドール賞やゴールデン・アロー賞の新人賞を受賞するなど、実力を持った女優でもあります。
まとめ
ここまでで、グラビアアイドルのオーディションについて解説してきました。
- グラビアアイドルのオーディションは、雑誌開催と事務所開催の2種類がある
- 審査には読者投票があり、SNSや配信などで人を惹きつける力が必要である
- グラビアアイドルオーディションの受賞者で、芸能界で活躍している人もいる
ということがわかりましたね。
グラビアアイドルというと、女性受けが少し厳しいジャンルと考える人も多いと思います。しかし、国民的アイドルグループなどもグラビアを飾る機会が増えてきており、グラビアアイドルに対しての見方も少しずつ変わってきていると言えるかもしれません。その中で、グラビアアイドルになりたいと思う人がいたら、様々なオーディションが開催されているので、ぜひ挑戦してみてはどうでしょうか。