ケイファクトリーは、佐々木蔵之介さんをはじめとする舞台出身の俳優が多数所属する芸能事務所です。好きな俳優が所属する憧れの事務所、という方も多いのではないでしょうか。
そんなケイファクトリーに
「ケイファクトリーの評判は?」
「オーディションで入れるの?合格率は?」
「レッスン料は必要なの?」
といった疑問をお持ちの方に向けて、
- ケイファクトリーの評判
- オーディションの合格率
- レッスン料
について解説します。
ケイファクトリーの評判
ケイファクトリーは1995年設立の比較的新しい芸能事務所ながら、実力のある役者さんが多数所属しています。
そのケイファクトリーの評判はどうかというと、
- 実力派揃いの芸能事務所
- 実力をつけるための環境がある
- つくる作品がいい
というものでした。
実力派揃いの芸能事務所
ケイファクトリーといえば佐々木蔵之介さんや升毅さん、朝加真由美さんといった実力派揃いの事務所として有名です。
ケイファクトリー知らんなって思ったら所属俳優さんが錚々たる顔ぶれすぎた
— 紺野 (@nmnmhi) October 4, 2021
ケイファクトリーすごいなぁ。
有名人しかいない所じゃん。— いのる (@anzu_0508) October 4, 2021
水上京香が移籍したことで、ケイファクトリーの若手女優は藤野涼子、羽瀬川なぎ、と逸材揃いに。
— ひびき1世 (@hibiki1st) November 30, 2020
ケイファクトリーは設立当初から舞台経験者が多いところです。
三谷幸喜主宰の劇団「東京サンシャインボーイズ」出身者をはじめ、佐々木蔵之介さんは「惑星ピスタチオ」出身、升毅さんは「劇団MOTHER」主宰など、舞台俳優がドラマや映画などに挑戦する際にケイファクトリーに所属することが多いようです。
実力をつけるための環境がある
ケイファクトリーには「俳優部」と「制作部」、つまり、「演じる側」と「作る側」の両方の部門があります。
この「演じる側」と「作る側」の両方の部門があることが、役者にとってメリットになっているということです。
プロデューサーCさん
作る側が同じ事務所にあるということは、お芝居の質や今求めてられているお芝居といったことについて、俳優に伝えることができます。厳しいことを言うかもしれないけれど、求められることを把握して力をつけていける環境だと思います。
プロデューサーAさん
制作部があることで、ドラマ制作に携わるスタッフに質問したり悩みを相談するということがしやすい環境だと思います。
今求められているものが何か、制作側からのアドバイスがもらえるというのはなかなかない環境です。この環境を活かして所属アーティストは実力をつけているのでしょうね。
つくる作品がいい
制作部もあるケイファクトリーですが、企画制作する作品の評価も高いようです。
そんなにしょっちゅうでもないのに、ドラマ見て雰囲気がいいなと思って制作会社調べたら、大体「ケイファクトリー」なんだよなぁ。。。
— コジコジ (@kojikoji75) January 22, 2011
限界団地ってドラマの製作会社はケイファクトリーなんだ。
過去に昼ドラの伝説といわれた、ぽっかぽかを作った制作会社同じだったのか。
懐かしい。♫おっしりおしり、ぽっかぽかのおしり…
— ぼーぼーどり🐣 (@Dukoff2013) June 9, 2018
ATP賞 最優秀賞 [ ドラマ部門 ]「水曜ドラマ Woman ~命をかけて我が子を育てるシングルマザー~」ケイファクトリー/日本テレビ
・・・・やはりな、はまったもんな・・・・— minoru nakada (@m4minoru) December 27, 2013
続)( 今回は、野木脚本+水田演出で、Mother、Womanのケイファクトリー制作
anoneは、視聴率こそ取れなかったものの、ギャラクシー賞も、コンフィデンスアワードも、取ってるわけで、ま、今回も、そんなドラマになることを期待してますっw・・✨🙇
— パグさん♪ (夜間外出禁止解除🌴) (@pagusan_611) October 7, 2018
ケイファクトリーはキティ・フィルムから独立する形で設立しており、その際にスタッフも移籍しています。つまり、制作に関しては1979年からの実績があると言っていいでしょう。
近年では「イチケイのカラス」や「二月の勝者」、「シロでもクロでもない世界で、パンダは笑う。」などの話題作品に携わっています。
ケイファクトリーは経験者しか入れない?
ケイファクトリーに所属している、または過去に所属していたアーティストの顔ぶれを見ると、
- 劇団出身者が多い
- 他事務所などから移籍してきた人が多い
ということがわかります。
しかし、未経験者はケイファクトリーに入れないということではありません。オーディションやスカウトで入った方もいらっしゃいます。
佐藤隆太さんは舞台「BOYS TIME」のオーディション合格、以前所属されていた秋谷祥加さんは「2011年ミス日本グランプリ」で準ミス日本になったことがきっかけでケイファクトリー所属になりました。
また、以前所属されていた寺川里奈さんは、高校生の時にスカウトされています。
とはいえ、演技未経験の新人が所属することは圧倒的に少ないというのが事実です。
かといって、新人発掘をしていないわけではありません。オーディションはしていますし、未経験を発掘・育成する体制も整えています。(こちらはあとで解説します。)
ケイファクトリーの審査が厳しく、お眼鏡にかなう新人がなかなか見つからないというのが実情のようです。
ケイファクトリーで行われているオーディション
ケイファクトリーのオーディションには、
- 公式サイトで随時募集している自社オーディション
- オーディションメディアなどで開催するオーディション
があります。
どちらのオーディションも、内容は一般的な
- 一次審査(書類審査)
- 二次審査(面接、カメラテストなど)
とされています。
自社オーディション
ケイファクトリーでは新人を随時募集しています。
応募資格 |
|
応募方法 | 公式サイトにある「オーディション応募フォーム」から応募 (「Information」の「オーディション」ページにある「WEB応募」をクリック) |
書類審査を通過した方にメールまたは電話で連絡があり、面接オーディションに進みます。
オーディションメディア
「デビュー(Deview)」や「narrow(ナロー)」といったオーディションメディアでケイファクトリーのオーディションが開催されていることがあります。定期的にチェックしてみましょう。
オーディションメディアを利用する際の注意点は、
- アカウント登録が必要
- オーディション情報の詳細の閲覧やエントリーにコンテンツ利用料として料金が発生する
になります。
オーディションで見られるポイントはここ!
オーディションではどんなところを見られるのでしょう?
ケイファクトリーのプロデューサーが若い俳優に期待することとして
- 作品はたくさん観たほうがいい
- 人のまねではなく、自分を見せてほしい
- 口元、顔の筋肉の柔らかさも大事
という3つを挙げていました。
それぞれについて詳しく見てみましょう。
作品はたくさん観た方がいい
オーディションでは好きな俳優や作品を必ずと言っていいほど聞かれます。好きな俳優や作品からどんな俳優を目指しているのかなど、色々なことを知ることができる便利な話題だからです。
プロデューサーAさん
作品はジャンルを問わずたくさん見たほうがいいと思います。俳優がどういう風に芝居をしているか、どう映っているかを見るといいですね。
オーディションで「この作品見た?」と聞くことは結構ありますから。
プロデューサーCさん
「映画を見るのが好きです」と言っていても、「どの作品が好きなの?」と質問すると答えられない人が多いんです。そうすると、「勉強不足な人」という印象になりますよね。
ケイファクトリーのオーディションを受けるのであれば、作品について話が弾まないと本気で俳優になりたいわけではないと判断されてしまう可能性があります。
俳優を目指しているのであれば、色々な作品を観ることも大切な勉強です。好きな俳優の出演作品は楽しむだけではなく、どんな演技をしているのか学ぶ気持ちも持って観ましょう。
人のまねではなく、自分を見せてほしい
よく言われることですが、オーディションでは個性を出すことが重要です。
プロデューサーAさん
選ぶ側としてはそのままのあなたを見たいと思っているんですが、ファッションや演技が特定の誰か風、という人が多い気がします。人のまねではなく、自分を見せてほしいですね。
憧れている俳優がいると、その人に寄ってしまうことはよくあります。しかし、「憧れている俳優」が求められているとしたらその本人が選ばれるわけで、「憧れている俳優風」のあなたが選ばれることはありません。
憧れの俳優「風」になっていないか、「自分の個性」が何かを考えてみましょう。
口元、顔の筋肉の柔らかさも大事
演技で重要な表情や滑舌、これらもチェックされます。
プロデューサーCさん
歯並びは大事です。滑舌も変わるので、芝居をするならお金をかけてでも歯並びは直したほうがいいと思います。
顔の筋肉の柔らかさは、表情に関係することなので大事ですね。
芸人さんには滑舌があまりよくないことを売りにしている方もいらっしゃいますが、俳優の場合はデメリットでしかありません。お金がかかりますが、本気で俳優を目指すのなら検討して損はないでしょう。
顔の筋肉はフェイササイズやストレッチなどできることから試してみましょう。動画もいろいろありますよ。
ケイファクトリーのオーディションの合格率
ケイファクトリーのオーディションについて、応募者数や合格率といって情報は一切公開されていません。
そこで、ケイファクトリーのオディションではないですが、佐藤隆太さんと秋谷祥加さんが受けたオーディションで合格率を出してみます。
オーディション名 | 応募者数 | 合格率 | |
佐藤隆太さん | 舞台「BOYS TIME」オーディション | 1,200人 | 0.08% |
秋谷祥加さん | 2011年ミス日本グランプリ | 3,169人 | 0.03% |
あくまでも仮定ではありますが、ケイファクトリーのオーディション合格率は0.03〜0.08%と考えることができます。
ただし、オーディションで所属するのはケイファクトリー内では少数派です。そのことも鑑みると、オーディションでケイファクトリーに所属することは「可能性がゼロではない」としかいえない難関だと考えられます。
ケイファクトリーはレッスン料が必要?
ケイファクトリーには「KF NEXT」という新人発掘・育成プロジェクトがあり、その中に「俳優教室」という新人の発掘・育成を目的としたワークショッププログラムがあります。
チラシが出来ました!公演日も演目も決まりました!2016年3月9日、「SOULFUL SOUL」です!メンバーを紹介していきます。 pic.twitter.com/DWWfRj6yyl
— ケイファクトリー俳優教室 (@kfactorsclass) January 31, 2016
現在は対象者がいないようで休止状態のようですが、新人はこのプロジェクトで俳優になるためのレッスンを受けていたようです。
これらについての情報は公式サイトでも一切掲載されておらず、レッスン料が必要かは不明です。
しかし、「ワークショッププログラム」は学びたい人が参加料金を支払って参加するのが一般的です。ですから、ケイファクトリーでレッスンを受けるにはレッスン料が必要となる可能性があると考えておきましょう。
まとめ
ケイファクトリーについてまとめると、
- ケイファクトリーは実力派揃いの芸能事務所
- 経験を積んで移籍してくる人が多い
- ケイファクトリーでは自社オーディションやオーディションメディアでのオーディションを実施している
- オーディション合格率は0.03〜0.08%
- レッスン料は必要になる可能性がある
となります。
実力派揃いのケイファクトリーは難関事務所と言っていいでしょう。
何度でもチャレンジするくらいの諦めない気持ちがあれば、目指してみるのもいいかもしれません。